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2004.08.29

生人形(いきにんぎょう)と松本喜三郎-大阪歴史博物館 特別展-

2004年8月25日-10月4日まで大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前)で開催された「生(いき)人形と松本喜三郎」を見学する機会がありました。生(いき)人形とは、幕末から明治にかけて、大阪の難波新地、東京の浅草の見世物興行に、だされた細工物の一つで、まさに生けるがごとき写実的な出来ばえからこの名前があります。
代表的な作者は松本喜三郎(1825-1891)他、安本亀八などで後年の、松屋のマネキンや彫刻家にも影響を与えています。

作り方は桐の木に彫刻を施し、上から白粉を塗り重ねていく手法で作られたいます。基本的な構成は頭、手、足からなり胴体は針金を円形に組んだものを複数紐で連結して-張りぼて-作ってあるため、資料として現存するものが少ない要因になっているようです。蔵のある方はなどはちょっとした行李にはいってる可能性もあるわけです。

前述の松本喜三郎は東校(現東京大学)からの依頼で人体解剖に立ち会って、精密な解剖図なども残しています。その業績により「百物天真創業工」と号せられたとか。

海外にも多数流失しており、ドイツ、アメリカでは甲冑をまとって人類学資料となっています。特にスミソニアン博物館蔵の貴族男子像は、珍しく(等身大の?)全身像であり、性器もそなえている人体標本のような精密さです。
松本喜三郎の見世物は、浮世絵にもなって当時広くその存在が流布されていたようです。彼の最後の作品「塩汲観音像」は「真に生けるが如くよくできしなり」です。600円けっして高くはありません。

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