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2004.08.29

悪魔の発明と大衆操作

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書名:悪魔の発明と大衆操作
   メディア全体主義の誕生
著者:原 克
出版社:集英社
出版日:2003/6/22
ISBN4-0-720198-8
価格:\720+税
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ここでいう悪魔の発明は、テレビ、ラジオ、個人情報(パンチカード)、火葬で、ナチス勃興のころのドイツが、ベースになっています。全体主義の証は個性の消去であり、徹底して行われるには驚きました。
1)ベルリンオリンピックでは映画「民族の祭典」と並行して、大砲のようなテレビカメラによって、オリンピックが中継さえていた。当然「幻の東京オリンピック」でも実用化する方向で技術検討が官民で行われていた。
2)テレビ・ラジオは、直接的な「政治宣伝」より大衆をひきつけるには「娯楽」の方が向いていることがすでにわかっており。日本料理「蕪のあんかけ」を紹介する料理番組、ドイツ版 「パンチでデート」がすでに存在した。
3)(ドイツでは)ラジオにおける情報発信(送信)は法律により抑制され、受動的なリスナーが作られた。-アマチュア無線は育たなかった-ドイツはラジオ普及において、「フォルクス・ワーゲン」ならぬ「国民ラジオ」をスペックを決めて安価に国民に提供する施策を行っていた。
4)パンチカードは国勢調査に使われ、従来非常に時間がかかった作業を著しく短縮した。すなわち、ユダヤ人割り出しに寄与した。
5)「火葬」を導入し、さらに個々の墓標を廃して、共同の聖堂を作って、「散骨」して死後の人間の個性を抹殺する方針があった。-実現はしなかった-
4)5)が意外で、私にとっては新発見。

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