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2005.10.08

要約対談2005/08 2/5

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・短歌と要約の密接な関係

K:そうだと思います。メモ取るにしても、ただ書くとグチャグチャになるますね。短すぎたり、足りなかったり、長すぎたり、またもう一回読まなくてはならないとかありますが、字数を決めると把握しやすいなりますね。
私、昔短歌をやっていまして、歌集を出すところまでいったんですけど。
短歌の31文字の感覚がしみこんでいるんです。指で5-7-5とか数えなくても、頭の中で31文字にまとめられるんです。そんなふうになるんです。31文字の発想になれて、それで覚えているんです。
字数を決めるのは、いわば定型、定型詩、俳句、短歌と同じなんではないでしょうか。短歌のテーマには人の心とか自然とかいろいろありますね。それを全部31文字におさめて入れていくわけです。ともかくどんなテーマでも31文字に入れていくわけです。40字要約も同じですね。経済もあれば文学的なことも、それ全部40字に切り取って、世の中見ていくようになると思うので、パターン化するというのがあるんじゃないでしょうか。

E:40字とか50字とかの定型に切ってしまうほうが良いということですね。

K:やっぱり40-60字でアバウトにしてしまうと、感覚がつかみにくいので、これは40字、これは60字と決めておけばば、習慣になって感覚をつかんでいく。

E:確かに40字でまとめるのは厳しいときがあるんですけど、60字でやると、楽だったりする。

K:要約も何千字を200字にする時、圧縮しているわけですが、全然面白くないんですね。何の意味もないですし、200字も読まなきゃいけないですから。

E:なにか注文しましょうか? ビールをください。それから...。カミカツ、おいしそうですね。カミカツお願いします。それから鉢に入っているジャガイモ、ええ、それです。それをください。

K:そうですね。私は、アスパラのバター焼きを。

E:すると、私がやっていた40字要約は間違っていなかったのですね。

K:そう思いますね。短歌だと思うんですよ。短歌は文学的なことだから、違う世界のことだと思うかもしれませんが、なんて言いますかね、感覚。常にその字数で世の中をみる感覚が鋭くなる。深まるって、いうんでしょうかね。

E:深まるって、いいですね。それを授業の中で指導されているんですね。
正解を求めて迷走する

K:そうなんです。なかなかむずかしいんです。と、いうのは要約には正解がない。

E:あ、はっは、は。はい、はい。

K:まあ、だいたいは同じなんですが、言葉が違っていたり、言葉を言い換えていたりするんで。ここら辺をつかめば良いな、というだいたいの正解はあるんですけど、そこはちょっと不安なんですよね。
「いいんだよ、これで」って言っても「でも、先生の答えとは違う」と言う。「同じような意味だよ」って言っても「えーえ?」と言うんです。ですから、個人的に練習している人はそういう不安があるんじゃないでしょうか。

E:すごくありますよ。今日、話を聞きたかった原因も自分のやっていることが不安なんです。どこにマイルストーンを置いたらいいか分からないんです。

K:さきほど言った要約の教材なんですけど、それが受けた理由は、正解がきちんと書いてあるので先生が指導しやすかった。割りとそれは答えが出やすいような教材だったんですね。ここは大切でしょ、ここは大切でしょ、それを両方あわせると、ちょうどいい文字数になるんで、っていうふうにできているんです。

E:うーん、なるほど。

K:だから、教えやすかったということがあったんですよ。まったく、なんていうんですかね、何千字の世界、本一冊の世界、大海原に出るとき、どうしたらいいかと言うことはあると思うんです。
で、私は...。答えはないと思っています。

E:いままで答えがあるという教育を受けているから、すごく不安になるんです。自習するというのは非常にむずかしいですね。

K:確かに、答えはないって言いましたけど、何を書いても良いわけではなくて、ある程度正解に近いものはある。細かい所では、違うのはしょうがないと思っている。で、それをどう自習するか、どう納得するかということが問題なんです。まず、一つは正解を求めない。

E:正解を求めない。

・蓄積して精度を上げる

K:自分でここが役立ったので、自分がここを採った、それを蓄積していく。そのことが大切だと思いますよ。知識として蓄積していく、40字で。自分は40字でまとめると、それは読書した結果が形になって残っていく、知識として、しかも形になって蓄積していくのが良いと思います。
もう一つはもっと正確を期したい、本当に誰が要約しても同じっていうレベルまで磨きたいときには、人に添削してもらうんです。誰が先生ってわけじゃないです。グループ作って、2、3人で要約を較べあうと割と近くなってくることがあるんです。それぞれレベルが上がってくる、より客観的になってくることがあるんです。

E:私は年取ってからジタバタしていますが、若いうちにやっておくと良いですね。

K:そういうグループ学習は良いと思うんです。それで、精度が上がっていく。

E:だいたい要約の学習には個人差もあると思いますが、どれくらいで効果が現れるんでしょか。

K:期間というよりも回数ですね。たとえば週3回ぐらいやって、やっぱり3ヶ月するとだいたい自分で見えてくるんです。
だいたいの構造が見えるというか、これは根拠で、ここは主張だとか、ここは前と同じだなとか、文章を見慣れてくると、パターンが決まっていますからね。長い文章を読むときに、どうしても言葉を追うんですね。この言葉は、ここと同じ言葉で、ここには因果関係があってとか、どうしても予備校の先生が教えるように、言葉を見てしまうんです。
すごい狭い世界だからこそ、全体を観なきゃいけない。逆に全体の構造を読んで、ここが主張で、根拠はこれと、全体を観るようになると、文章の構造をもって理解して、こうやって繰り返しながら結論に行こうとしているのが分かってくる。

3/5 ・構造・主張・根拠 要約は冷たい? ・実は要約も創造的 ・『雪国にも挑戦』に続く

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